受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30~19:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
※初診の方の受付は19時まで
\ お電話はこちらから /
0422-38-8708
\ 24時間予約受付中 /
\ 当日予約OK! /
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
「なかなか腰痛がすっきり解消されない」
このような慢性的な腰痛で悩んでいる方はおられるのではないでしょうか。
腰痛がすっきり改善しない原因には脊柱起立筋のトリガーポイント(筋肉のこり)が原因の可能性があります。
今回は「脊柱起立筋のトリガーポイント|脊柱起立筋が原因で起こる腰痛について」と題して、腰痛の原因である脊柱起立筋について解説します。
脊柱起立筋は(腸肋筋、最長筋、棘筋)という三つの筋肉の総称です。
脊柱起立筋は骨盤や背骨から頭部まで付いており、背中で最も大きく長い筋肉です。
作用としては両側の脊柱起立筋が働くと腰を反る動作を行います。
片側の脊柱起立筋が働いた場合は身体を左右に傾ける作用があります。
脊柱起立筋の最大の作用は、名前の通り背骨を立てる作用(姿勢を維持させる)です。
そのため、基本的には寝ているとき以外は脊柱起立筋は常に収縮して働いていることになります。
この筋肉が機能しないとそもそも立てない、座れないということになります。
そのため生活していく中で非常に重要ですが、その分常に負担がかかっている筋肉になります。
脊柱起立筋が腰痛を引き起こす原因には、トリガーポイントという筋肉のこりが筋肉内にできている状態です。
筋肉は健康であれば血管から酸素や栄養素をもらって伸びたり縮んだりしています。
しかし、筋肉に負担がかかり続けると筋肉は太くて硬い状態になります。
その状態が長時間続くと筋肉内にトリガーポイントと呼ばれる筋肉のこりを発生させます。
このトリガーポイントが発生するとトリガーポイントが発生しているポイントに痛みが生じ、さらに関連痛というポイントとは離れた場所に痛みやしびれ、だるさなどを発生させるようになります。
脊柱起立筋もこのトリガーポイント由来の痛みや関連痛を引き起こします。
(腰の痛みだけでなく背中への痛みやお尻の痛みだるさ、しびれなども起こします)
以下のような生活習慣の場合、脊柱起立筋にトリガーポイントが発生し腰痛が起こりやすい傾向にあります。
・物を持ち上げる動作(前屈姿勢)を頻繁に行っている
・長時間の立ち姿勢や座り姿勢など同じ姿勢でいることが多い
・ズボンの後ろのポケットに財布やスマホを携帯することが多い
・スマホの使用のとき姿勢が悪いことが多い(頭を前に倒す)
脊柱起立筋は立っている、座っているだけでも使用している(負荷がかかっている)筋肉です。実は立つや座るという動作を維持するだけでも身体には負担がかかっています。
それはなぜかというと、地球で暮らしていると常に影響を受ける重力があるからです。
例えば、宇宙飛行士が数カ月間宇宙の無重力空間に滞在すると地球に帰還した際に立てないといわれています。
これは宇宙での無重力空間で生活してしまうと重力に抗するだけの筋肉量を保てなくなるからです。
宇宙飛行士を例でもわかるように私達は日常で生活するだけでも無意識のうちに筋肉を使い負担をかけ続けています。
その中でも脊柱起立筋は抗重力筋と言われ、重力に耐えるために常に働き続けている筋肉です。
そのような状況下で重い荷物を持ったり、座ったり立ったりと負担のかかる動作を日常で繰り返すと筋肉が緊張してトリガーポイントが起こりやすくなります。
脊柱起立筋は背中に付いているとても長い筋肉です。
そのため脊柱起立筋にトリガーポイントが発生するとトリガーポイントが発生したポイントの痛みだけでなく広範囲に痛みやだるさなどの症状を出現させます。
主な脊柱起立筋のトリガーポイントが起こす関連痛は以下の通りです。
・肩甲骨周辺の背中
・わき腹
・お尻
腰の痛みだけでなく、上記症状のように広範囲に痛みなどの症状を引き起こすことが特徴です。
また常に負担がかかる筋肉であるため症状が慢性化しやすく、長期間痛みを出現させてしまうことも脊柱起立筋由来の腰痛の特徴です。
脊柱起立筋の治療は主にうつ伏せで行います。
脊柱起立筋は長く大きいので、脊柱起立筋内からトリガーポイントを見つけるには高い触診技術と検査が必要です。
また脊柱起立筋の施術はトリガーポイントの発生している局所だけに施術を行っても効果は低いです。
改善のためには脊柱起立筋の全体的な筋肉の柔軟性を向上させる必要があります。
その理由には脊柱起立筋が立つや座るなどの基本的な日常動作で負担がかかるためです。
全体的に筋肉の柔軟性を向上させなければ再びトリガーポイントが再発してしまいます。
その結果慢性的な腰痛になってしまいます。
腰痛は適切な治療を行わないと慢性化し痛みやしびれが残存する可能性があります。
改善のためには腰痛が起きた直後から起きる周囲の筋肉の筋緊張や筋硬結(筋肉のコリ)を緩和させる必要があります。
この改善には当院で行っている神経解放テクニックが効果的です。
神経解放テクニックは整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
ぜひ、慢性的な腰痛でお悩みの方は当院の治療を受けてみてはいかがでしょうか。