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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
今回は「息を吸うと背中が痛い」という症状が鍼灸施術で改善された症例について解説します。
住まい : 練馬区
性別 : 女性
年代 : 50代
来院日 : 2024.1月
[主訴]
3か月前に家で掃除機をかけている最中に背中の真ん中あたり(肩甲骨の下あたり)が急に痛くなる。
息を吸うと響くような鈍痛が背中に出現する。
最近はゆっくりと息を吸っても痛い状態。
主な症状は「息を吸うと背中が痛い」というものですが、詳しく問診と検査をすると様々な不調が起きていることがわかりました。
・常に慢性的な肩こりと頭痛があり、辛くなってくると今回の背中の鈍い痛みが起こりやすくなるになる(頻度は1週間のうちに5回ほど断続的に起こる)
・リモートワークの仕事が中心であるため、朝から晩まで一日中座りっぱなしで身体が凝り固まっている
・姿勢が悪い、猫背が強いため、背筋が伸びず肩の挙がりも悪い(肩甲骨の動きがかなり制限を受けている)
・特定の動きで痛むというより、肩甲骨の筋肉を動かした時に痛みを感じる。
・患部と思われる脊柱起立筋と菱形筋にコリがある
・上を向く首の動きで患部の右背中に響く鈍い痛みが起こる。
以上のように主訴に関連する問診や検査を行うことで様々な不調が発見でき、多角的な視点で正確な原因の特定ができます。
不調を引き起こしている原因には「日常生活で身体を動かす運動やスポーツをする機会はほぼ無い」という背景が関係しています。
またパソコンやスマートフォンを操作する時の猫背の姿勢が肩甲骨の動きを制限してしまい、この機能低下による血行不良が背中全体の動きを悪くし痛みを引き起こしています。
その他に、リモートワーク中の首を前に突き出した姿勢により、頚椎の椎間板にも負担がかかっている可能性があります。
この椎間板への負担が背中の広範囲に痛みを引き起こすことがあり、これも背中に痛みを起こす一因である可能性が高いと考えられます。
主訴である呼吸時に痛みが増す症状については、息を吸うことによって胸郭(肋骨に囲まれた胸のスペース)が拡張するたびに痛みを起こすこれらの筋肉にストレッチの刺激が入ることで起こると考えられます。
今回の主訴の根本的な原因には筋骨格系の機能の不具合、アンバランスが考えられます。
そのため鍼灸ではこの問題を解消させるためのアプローチを行います。
主訴の背中の痛みですので背中の筋肉に鍼灸を行うことはもちろんなのですが、先ほど解説したように頚部や頭部、胸郭に関係している腹部なども含めて施術を行います。
正しい姿勢によって可能となる呼吸はこれらの筋肉や関節から生まれる連動性によるものです。
この必要な筋肉や関節に適切な刺激を加えることで筋肉や関節の連動性が正常に戻り、結果として呼吸による背中の痛みも解消されます。
当院ではこのような背中の痛みを改善するには筋緊張の緩和とさらに「神経の正常化」が重要と考えています。
そのため当院では一人ひとりの体質に合った効果的なポイントに神経解放テクニックを行いこれらの問題を解消させます。
神経解放テクニックは整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
当院の鍼灸治療は病院の薬物療法やマニュアル通りの治療などではできない柔軟な治療で効果を引き出します。
ぜひ、背中の痛みでお悩みの方はご相談ください。