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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
仙骨とは腰の中央にあり、背骨の一番下に在る三角形の形をした骨をさします。
この仙骨の上に、腰椎5個、胸椎12個、頚椎8個、その上に頭蓋骨が乗っています。
仙骨の横には骨盤(腸骨)が構成されており、股関節がそれにつながっています。
このように仙骨は体の中央に位置しており上半身と下半身をつなぐ重要な働きがあります。
この働きは仙骨が腸骨とともに仙腸関節という関節構造であることが関係しています。
仙骨は体の中央に位置します。
そのためこの仙骨(仙腸関節)が少しずれるだけでも、上肢下肢の末端にある部位は影響を受けてしまいます。
逆にどんな症状でも仙骨の歪みを修正するだけで不調が治るともいえます。
寛骨(腸骨、坐骨、恥骨の3つを併せた部位)と仙骨、尾骨を併せていわゆる骨盤といいます。
ちなみに骨盤と言う骨は存在しません。
先ほど述べた骨を併せた総称として骨盤と呼びます。
その骨盤の後面にある仙骨と腸骨とがほぼ隙間なく直接繋がっている部分を仙腸関節といいます。
背骨の一番下の仙骨を左右の腸骨で挟んでいる部位をさします。
仙骨と腸骨の結合部分(仙腸関節)は、骨間仙腸靭帯という体の中でも最も強い靭帯で繋がっています。
さらに仙骨の下のほうでは、仙棘靭帯や仙結節靭帯が坐骨とも繋がっているので仙骨の動きはほとんどないといわれています。
また骨盤を介して上半身と下半身を繋ぐ筋肉も複数存在します。
前面(おへそ側)では以下の筋肉がインナーマッスルとして付着しています。
・大腰筋
・腸骨筋
・腰方形筋
・梨状筋など
また後面(お尻側)では以下のインナーマッスルが付着しています。
・多裂筋
・仙棘筋(最長筋下部と腸肋筋)など
全ての筋肉が仙腸関節上を覆って付着しています。
このように複数の筋肉、靭帯で骨盤は覆われているため、より仙腸関節は強く固定されてほぼ動きのない不動関節や半関節となります。
これは骨盤が上半身と下半身を繋ぎ、上半身の重さを脊椎・仙骨から下半身へと連絡する支持骨格であるためです。
さらに臓器を保護する保護骨格でもあるため強い安定性を求められているのも理由の一つです。
しかし、まったく動かないかというと、実は遊びのような感じで少しだけ(1~3mmくらい)動きます。
その理由には仙骨の上に乗っている脊椎はしなやかに動くことを求められていることにあります。
まったく動かなければ、上半身の重さや動きの衝撃をうまく伝えたり逃がしたりすることが出来ません。
そのバランスをとる役目が若干の可動性がある仙腸関節が担っています。
このショックアブソーバーのような役割が仙腸関節の働きです。
仙腸関節と腰痛の関係について以下の通りです。
最近では仙腸関節は自由には動かせませんが、受動的に少しだけ動きます。
その動きによって仙骨と腸骨がずれたまま固定してしまうと仙腸関節が引っかかってしまい、それが痛みや痺れの原因となることがあります。
また土台である仙骨がずれたままになると、これが原因でさらに他の場所にも歪みが生じ様々な症状を引き起こすこともあります。
仙腸関節に付着する靭帯や筋肉は強靭ですがそれでも負担が強まれば損傷して炎症が起こります。
これらの損傷が主な痛みの原因になっている場合があります。
腱はもともと弾性や伸張性がほぼないため、萎縮、断裂を起こしやすく炎症による痛みの原因となりやすい組織です。
この組織がいわゆる腰痛やぎっくり腰の原因であるといわれています。
仙骨に関係した腰痛は適切な治療を行わないと慢性化し痛みやしびれが残存する可能性があります。
改善のためには腰痛が起きた直後から起きる周囲の筋肉の筋緊張や筋硬結(筋肉のコリ)を緩和させる必要があります。
この改善には当院で行っている神経解放テクニックが効果的です。
神経解放テクニックは整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
ぜひ、仙骨に関係した腰痛でお悩みの方は当院の治療を受けてみてはいかがでしょうか。