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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
ついつい家で引きこもりがちになるとテレビやスマホに時間を費やすことが多くなりがちです。
そのときみなさんは姿勢が丸くなっていないでしょうか。
最近、当院では首や肩の不調を訴えて来院される方が増えています。
この原因には気づかないうちに丸まった姿勢によって首や肩に負担をかけている状態が関係しています。
今回は「巻き肩は病院では治せない|腰痛の原因である巻き肩姿勢の正しい治し方」と題して、丸まった姿勢が首や肩に与える悪影響について解説します。
みなさんは「巻き肩」という言葉をご存じでしょうか。
一般的に、立ち姿勢や座り姿勢でも、上から見て、両肩と背骨をつないだ線はほぼ直線上となるのがよい姿勢です。
しかし巻き肩の姿勢はこの両肩は前内方に出てしまい、上からみると背骨と両肩を結んだ線がCの字になります。
まるで巻き爪のように肩が内側に巻いてしまうので「巻き肩」といいます。
この巻き肩は、背中が丸く見えることから「猫背」ととらえられることもあります。
しかし実際は別物と考えます。
猫背は胸椎(背中)と腰椎(腰)がともに丸くなり、横から見るとCの字となります。
この状態が猫の姿勢と似ていることから猫背といいます。
巻き肩では、胸椎(背中)は丸くなることは多いのですが、腰椎が丸くない状態でも両肩だけが前内方に出てしまうケースもあります。
つまり、上から見てCの字であるのが「巻き肩」であるのに対し、横から見てCの字であるのが「猫背」と言えるでしょう。
この巻き肩は胸椎(背中)は丸くなるのに対して、腰椎(腰)は「反り腰」になる傾向が多く見られます。
巻き肩は胸椎(背中)が丸くなる傾向がありますが、胸椎が丸くなってしまうと上体を起こしにくくなります。
それでも人間は前方を向いて活動しようとすると、上体を頑張って起こそうとする働きが起こります。
しかし巻き肩の状態で胸椎で上体を起こしにくくなっているために、これを補うために腰椎(腰)が反って上体を起こそうとします。
この過剰な腰の反りが反り腰を作り出してしまいます。
そのため腰の筋肉が過剰に働いて疲労が貯まりやすくなるため腰痛を引き起こします。
正しい姿勢では頭の位置を横から見ると上半身の真上に位置しています。
巻き肩の方の多くがあごが前に突き出されている状態です。
あごが前に突き出た姿勢では、上半身に対して頭部が前方に位置しているため頸椎に大きな負担がかかっています。
頭部の重量はボーリングの玉1個分に相当します。
この重い頭を細い首で支えるために上半身の上にしっかりと乗った状態と前に頭が落ちそうな状態では、頸椎にかかる負担の差は歴然です。
また、頭が前に出ている状態では常に上を向いているのと同じ位置関係です。
そのため頸椎を後方で支えている後頭下筋群と呼ばれる筋肉が、常に緊張している状態となり、慢性的な首の痛みや頭痛に強く関係してきます。
みなさんは四十肩や五十肩などという言葉をよく耳にするかと思います。
実はこの症状がみられる方のほとんどに、巻き肩の状態がみられます。
巻き肩になると、肩関節を構成する肩甲骨と上腕骨の位置関係が悪くなります。
肩関節を動かすために働く筋肉に過剰な負荷がかかるようになります。
肩関節はインナーマッスルである腱板と呼ばれる筋群が肩関節の安定に関わっています。
この腱板が巻き肩による負担の増大によって傷つくと炎症症状に結び付き肩に痛みを引き起こすケースが多く見られます。
肩関節は構造上、凹凸がはっきりとしたものではないため、様々な筋肉によって支えられています。
このため適正な位置関係で支える筋群が働けなくなると負担が増大し、四十肩や五十肩と呼ばれる「肩関節周囲炎」へ移行する可能性があります。
巻き肩になってしまうと肩関節に大きな負担がかかることは皆さんにも体感いただくことができます。
以下の方法で確認してみてください。
①椅子や床に座った姿勢で、しっかりと顎を引いて背すじを伸ばす
②肘をしっかりと伸ばした状態でバンザイする
③しっかりと手や腕が上がっているか位置を確認する
④腕を下ろして背中が丸まった悪い姿勢をとる
⑤その状態でもう一度しっかりと肘を伸ばしてバンザイをする
先ほどよりも手の位置が下がることが確認できるかと思います。
巻き肩の姿勢では構造上、腕をしっかりと挙げることはできない仕組みです。
巻き肩を無理をして使い続けることは肩関節を痛める原因であるといえます。
このように巻き肩は首の痛みと腰の痛み、肩関節の痛みを同時に併発させてしまう可能性があります。
当院でもそういった症状で来院される方も少なくありません。
ではそうならないための対処法は「姿勢の改善」です。
改善のポイントは顎を突き出した姿勢を修正することです。
この顎を突き出した姿勢を変えることで、頚部、腰部、肩関節への負担を軽くすることができます。
対処法はとても簡単で「胸を少し張る姿勢をとると自然と顎が引くことができる」ということをします。
肩甲骨の内側(背中)を寄せて胸を張ろうとすることで、自然と顎が引けます。
この顎を引いた姿勢のまま、腰の力を抜いて、腰が丸くなる姿勢をつくっていきます。
顎が引けて胸を張れているのであれば腰を反る必要がないからです。
ゆっくりと力を抜いてみましょう。
このような巻き肩が原因の腰痛は当院で行っている神経解放テクニックで改善できます。
神経解放テクニックは整体と鍼灸を組み合わせた当院独自の治療法です。
この治療法によりあなたのつらい巻き肩が原因の腰痛も完治させることができます。
長年悩まれている巻き肩が原因の腰痛でお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。