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このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
ぎっくり腰やぎっくり背中は代表的な症状でどなたでもご存知かと思います。
しかし、近年患者数が増えているものに「ぎっくり股関節」があります。
・急に股関節が痛くなった
・腰痛だと思ったら股関節に痛みが移動してきた
・お尻の痛みが前側の方まで広がってきた
・歩くと股関節が上手くはまっていないような感じがする
・股関節を動かすたびに痛みが走る
などの症状がある場合はぎっくり股関節になる可能性があるため注意が必要です。
今回は「股関節に強い痛み|ぎっくり股関節が起こる原因と対処法」と題して、ぎっくり股関節の原因や対処法について解説します。
また自分でできるセルフケアもお伝えするので、ぜひご自身で試してみてください。
ぎっくり股関節とは股関節に起こる急性炎症による痛みです。
なかには徐々に痛みが強くなる経過をたどるものもありますが、多くはぎっくり腰のように急に激痛が起こるのが特徴です。このぎっくり股関節は正式名称ではありません。
ひどい場合だと歩行困難になり、夜間にズキズキと痛みが起こり睡眠を阻害することもあります。
このぎっくり股関節は変形性股関節症の症状とも類似します。
しかし、一番の特徴は急性の症状です。
ソファーや床など体に負担がかかる環境で寝た時に多る傾向にあります。
寝起きの段階から股関節に痛みが起こり歩行も困難になります。
強い炎症症状の痛みの場合、股関節だけでなく太ももやもも裏などにも激痛が走るようになります。
そのため満足に歩くことができません。
股関節の運動は膝関節の運動と連動しています。
そのためぎっくり股関節によって股関節の動きに運動障害が起こると膝に悪影響が起こり膝に痛みがでることもあります。
寝ている時や座っている時などどんな体勢で安静にしていても股関節に痛みが起こります。
ぎっくり股関節が起こる原因には様々なものがあります。
今回は主にぎっくり股関節を起こすものを解説します。
ぎっくり股関節は正常な位置から股関節(大腿骨頭)がずれることで起こりやすくなります。
筋肉のバランス崩れや骨盤全体の歪みによって引き起こされます。
先天的に大腿骨頭がはまる臼蓋(きゅうがい)という受け皿が浅いことでぎっくり股関節は起こりやすくなります。
この臼蓋が浅いと股関節がずれやすくなり、ぎっくり股関節の原因となることがあります。
股関節からは下肢の動きに関わる筋肉が多数伸びています。
そのため、これらの筋肉の連動やバランスが崩れると「骨盤の歪み、膝関節の運動障害」などが起こってしまいます。
この機能障害がぎっくり股関節の原因になっていることは少なくありません。
東洋医学で見ると足には胃、脾、肝、胆、腎、膀胱の経絡(エネルギー線)が通っています。
そのため日常の不摂生などで内臓に負担がかかると足の経絡が滞るようになり、筋肉や関節の動きが悪くなります。
この機能低下によって股関節がずれてしまいぎっくり股関節を引き起こすことがあります。
股関節は上半身と下半身の丁度つなぎ目の部分であるため、体重が一番かかる場所と考えられています。
股関節を痛めてしまうと日常生活に大きな支障がでますので、予防をしっかりとしましょう。
椅子に座ったときに脚を組んだり、立っている時に片足だけに荷重をかける姿勢は股関節に負担をかけます。
普段から気を付けておくようにしましょう。
脚を肩幅以上に開き腰をゆっくりと落とし少しストレッチするように上下左右に揺れます。
これを複数回繰り返すことで股関節の位置が正常に戻ります。
ソファーなどの柔らかい素材、逆に床などの固い素材で変な寝方をしてしまうとぎっくり股関節が多発します。
適正な布団で寝ることが予防に重要になります。
内臓を冷やすと全身の筋肉は固くなりその状態で変な寝方などをするとすぐにぎっくり股関節になることがあります。
夏でもお腹だけには、布団をかけるなどして冷やさない努力が必要です。
痛みには温めるのが良いと思われている方がいますが、それは炎症がない状態のときのみです。
ぎっくり股関節が発生した72時間以内は炎症を伴っている状態であるため温めることは禁物です。
ぎっくり股関節が起きた3日間まではお風呂に浸かったりして温めるのは避けましょう。
炎症部をストレッチやマッサージをすると筋肉や関節に刺激が入ってしまい、余計に悪化して痛みが強くなります。
72時間の安静のあとでも痛みが続く場合は以下のようなツボ療法(セルフケア)を開始してみましょう。
以下に紹介するツボを1か所につき40~50秒程度指圧のようにじっくりと持続圧をしましょう。
ツボの正確な場所はこだわらず、筋肉のこりやズーンと響く圧痛がある方を優先して指圧します。
左右比べて固い所や明確な圧痛がある方を優先して押しましょう。
【位置】
手首の外側、小指側のしわの上にできる凹みに位置しています。
薬指と中指の骨が交わるあたりにある、少しへこんだ部分です。
【位置】
膝の内側のたて筋にあるツボです。
膝を曲げたときにできる横じわの内側端、膝関節の内側にあるくぼみに位置しています。
【位置】
膝下の外側にある腓骨頭(ひこつとう)の斜め下のくぼみに位置する
質問①
ぎっくり股関節になったときは冷やした方がいいですか?
回答①
大腿骨骨頭付近(股関節の外側の出っ張り)を冷やすようにしましょう。
ただ鼠径部などは冷やさないようにしましょう。
大きな血管があるため、体全体の冷えにつながってしまいます。
質問②
ソファーがどうしてよくないのですか?
回答②
柔かいソファーに座った時お尻が沈み込みます。
この時点で正常な股関節位置に保つことができません。
特に体の力が抜けている無意識の状態で異常な姿勢が長く続いてしまうと股関節に負担がかかりぎっくり股関節を引き起こしやすくなります。
質問③
病院は行った方がいいの?
回答③
病院の優れている所は画像診断です。
ぎっくり股関節の初期は画像診断を受けるようにしましょう。
そのあとに鍼灸や整体を受けても遅くありません。
質問④
ぎっくり股関節と変形股関節症とは違うの?
回答④
変形性股関節症は股関節の骨自体が変形するものですが、ぎっくり股関節は変形性股関節症とは診断されてないものです。
しかし、臼蓋形成不全であったり、日常的に股関節に違和感を抱えていらっしゃる方が多いようです。
質問⑤
痛みがひどい場合は、動かない方がいい?
回答⑤
その場合は、動く必要はなく安静にしましょう。
無理に動かすと炎症が広がります。
怪我と同じ認識だといいと思います。
当院ではこのようなぎっくり股関節を改善するには「血流改善と筋肉の緊張緩和が重要」と考えています。
そのため当院ではこの改善を目的とした一人ひとりの体質に合った効果的なポイントに神経解放テクニックを行います。
神経解放テクニックは当院独自の鍼灸治療と整体療法を組み合わせた治療法です。
この神経解放テクニックは病院の薬物療法やマニュアル通りの治療ではできない柔軟な治療法です。
ぜひ、突然起こるぎっくり股関節の痛みでお悩みの方はご相談ください。